失敗しない開業のためのポイント

サロンデザイン(内装 美容器具)

内装

消費者が喜び、スタッフが働き易いデザイン、レイアウトが重要。
コンセプトに応じ限られたスペースで効率よく作業椅子を配置。

美容器具

昨今の美容室はカラー、パーマなどの洗う作業が増加している為、
売上目安はシャンプー1台に対しMAX売上150万前後と言われています。

シャンプー椅子の座席    注)椅子の感覚が標準的で物件の形に応じ変動
シャンプー2台・・・・・16坪以下
シャンプー3台・・・・・16坪以上
シャンプー4台・・・・・25坪以上
シャンプー5台・・・・・30坪以上

シャンプー1台に対し セット面2.5台前後

繁盛店で見られるサロンデザイン

『外から中の様子がわかる』
『明るい雰囲気』
『作業とコミュニケーションの空間分離』
『広い客待ち』
消費者は活気ある店作りを心掛けているサロンに入店する。

●参考リンク
東京の内装デザイン事例
埼玉の内装デザイン事例
神奈川の内装デザイン事例
千葉の内装デザイン事例

事業計画書

一つとして同じものはありません

思い描いたサロンを作るためには、まず事業計画書の作成が必要となります。

事業計画書は融資の申込みや不動産の計画時だけでなく、設計者や施工業者にサロンのコンセプトやイメージを伝えるコミュニケーションツールとしても使用します。頭の中にあるアイデアをどう現実にするか、堅実的なプランニングは避けて通れません。

・美容室開業の手順(不動産契約編)

いよいよサロンの設計を考える時、重要なのがシャンプー台数とセット面数です。売上計画を達成するために必要な設備から、営業に要する面積を導きます。特に重視すべきなのはシャンプー台。場所さえあれば、セット面はサロン完成後でも増やすことができますが(※面積によって台数の規制あり)シャンプー台はそうはいきません。広さの目安としては、シャンプー台が2台なら10~15坪といったところでしょう。
ロケーションは路面店がベストとされていますが、2階以上の開業では、アイキャッチをつくる、広告や集客サイトに店内の様子がわかる写真を掲載するなどの工夫で、集客は十分可能です。
物件の現地調査では、特に水回りと電気、ガスを念入りにチェック。場合によっては工事が必要となるケースもあるでしょう。都市部のビル4階以上では、ガスが来ていない物件も少なくありません。その時は電気ボイラーを導入するなどの費用を見込まなければなりません。物件が決まったら、内外装を具体的に詰めていき、予算を踏まえて、理想のイメージを実現する方法を、設計者とともに考えていきましょう。

出店地域 ターゲット層 技術 商品 販売促進 人材教育 接客マナー 等をコンセプトとしてわかりやすくまとめる

作成時は非常に大変だが一度しっかりとしたものを作成すれば、後は油を刺すのみ。日々改正することにより他店では真似のできないすばらしい事業計画が生まれます。
頭の中にある知識を書面に並べるだけでもかなりの事業計画書ができます。
それにどんな商品サービスをターゲット層に供給し、どれだけ地域の消費者に支持されるかを目標とした戦略を加えれば、かなり上質な事業計画書が出来上がります。

~メリット~
1)コンセプトを明確にし、スタッフ「全員で団結力を作り消費者に支持してもらう。
2)経営者、従業員間で経営上の誤解をなくす。
3)不動産契約時に大家に提出し該当物件での計画をアピール。
4)借入時に必要書類に添えて事業計画を提出し計画の骨太さを強調。
5)雇用時のスタッフにコンセプトの理解と多くの約束を短時間でできる。
6)スランプ時に経営を見つめなおす。

個人事業と法人

☆個人
開業、廃業時に設立、解散・清算登記にかかる費用は発生しない。
開廃業時に税務署へ届出書を提出。

メリット・・・
何時でも”開業”、何時でも”廃業”
都内なら美容国保など個人ならではの福利厚生も充実

デメリット・・・
算出された”所得”に対して課税される。
大手の販売先だと取引が制限される(取引してもらえない)可能性がある。

☆法人
設立、解散・清算登記に費用が発生する。
税務署、都道府県、市町村に届出書を提出。
定期的に”役員変更等”の登記が必要。
不定期に”名称、所在地”等の変更があれば登記が必要。それぞれ有償。

メリット・・・
経営者の給与を損金算入できる。(給与所得控除が受けられる)
大手の販売先でも取り引きできる可能性がある。

デメリット・・・
設立は簡単ですが、解散・清算に時間・手間・費用がかかる。