階層別で比較!美容サロンの物件探しのポイント

美容サロンを開業するために利用する賃貸物件には路面店(1階)と半地下・2階、3階以上といった階層別の賃貸物件があります。種類によってそれぞれ内装や外装のデザイン、賃料も違ってくるのです。そして美容サロンは様々な設備機器を利用するため、物件を調査する場合は必ず設備容量を確認しておく必要があります。内装工事なども、開業資金計画を立てる上でも大切です。

路面店(1階)の物件探しのポイント

路面店(1階)は道を歩行する方たちにとって非常に目につきやすい物件で、とても宣伝効果も高く集客効果を得ることが大いに期待出来る分だけ賃料は高くなります。そして間口が、あまりにも広すぎると美容サロンとしてお客様がリラックスしにくいというデメリットもあるのです。逆に間口が狭すぎると宣伝効果が抑えられるので、避けたい物件であると言えます。
間口の広さに対して、奥行きが1.6倍ほどの広さの物件がバランスが丁度良いです。平面図のプランニングをする場合も、これぐらいの比率が適切となります。
また、外観のデザインが自由に出来るのかもポイントです。テナント物件のときには、外観のデザインに対して制約が設けられていること少なくありません。一般的にはシャッターの内側であれば、工事をすることが出来ます。ですので、シャッターのサイズを理解しておくことが必要です。看板の設置などは宣伝効果に大きな影響を及ぼす場合もあるため、必ず確認しておく必要があります。

路面店(1階)の物件探しの他のポイント

路面店(1階)にある美容サロンの物件探しで他のポイントとして挙げられるのは障害物です。店舗の前に信号や電柱、駐輪場や交通標識などがないかを確認しておく必要があります。他にも、大きな樹木などといった障害物がないのかをチェックしておくことが必要です。障害物が間口の前にあると、せっかく1階の路面店であっても十分な宣伝効果を発揮させることが出来ません。
そして、歩道や道路との段差があるかどうかについても配慮する必要があります。歩道から店舗の入り口まで、摺りつけ勾配になっているのが望ましいです。段差があると高齢の方が出入りするのにも危ないですし、アクセスしにくいため選ばない方が良いと言えます。
また、店舗の窓の方向もポイントで住居のときには南向きが一般的に好まれますが、美容サロンのときには避けたいところです。直射日光が射し込んでくると、鏡に光が反射して美容師がカットする作業に支障を来たしてしまうからというのが理由になります。中でも西日が射し込むような物件は避け北向きの窓の物件を選びたいところです。

半地下・2階の物件探しのポイント

半地下・2階にある物件は路面店(1階)にある物件と比較すると、およそ6割から7割ぐらいの賃料に安く抑えられますが、その分だけお客様を集められる効果は薄まることになります。物件を確認するときのポイントとなるのは、動線と看板です。近くの道を通る人たちが、店舗の中を直接覗き込むことは出来ないので看板を必ず設置する必要があります。
道路から目にすることが出来る場所に看板を配置することが可能かどうかや店舗に直通している階段が設けられているかどうかも、チェックする必要があります。共同で使用する階段しか設けられていない物件と比較すると、お客様を集める効果に大幅な差があるからです。
直通する階段が設けられている場合は、その入り口はなるべく道路に接していることが望ましいと言えます。とは言っても美容サロンの場合は常連客が占める割合が多い特徴があるので、既に固定客が十分にいるときには、敢えて店舗を2階や半地下に構えて賃料を削減し固定費を抑える方法もあるのです。

3階以上の物件探しのポイント

3階以上にある物件は路面店(1階)にある物件と比較すると、およそ5割ぐらいの賃料に安く抑えられます。ところが宣伝効果を得ることがほとんど期待出来ません。ですので、たまたま道を通りかかった新たなお客様を獲得するのには非常に困難な物件となります。
すでにたくさんの常連客を獲得しているか、インターネットを利用した集客活動に卓越している訳ではない限りは選ばない方が無難です。とは言っても賃料が安いという大きなメリットを得ることが出来るため常連客が多かったり、ウェブ集客に長けている場合は3階以上の物件を積極的に選ぶのも良い方法の1つになります。
物件の確認するポイントとなるのが、動線と看板です。外壁に看板を設置することが出来たり、袖看板を設置することが出来るのかをチェックする必要があります。そしてエレベーターがあるかどうかを確認することが必要です。エレベーターがない物件は避けた方が良いですし、エレベーターがある場合もエレベーターホールからの動線が分かりやすいかどうかも確認することが必要です。

このように美容サロンの物件を探すときには、階層によりチェックする必要があるポイントが少しずつ違ってきます。また、すでに常連客を獲得している状態かどうかやインターネットを駆使した集客活動が出来るかどうかによっても選ぶべき階層が違ってくるので注意が必要です。賃料も階層によって大幅に違ってくるので、予算との兼ね合いを考える必要もあります。